エンパスという視点から自分を見直してみると

先日、あるセミナーを受講していた時のこと、

お一人の方が、「自分はエンパスなので…」

…という発言をされました。

前後の文脈からすると、

どうやらその方は、ヒーラーさんのようでした。

その後の休憩時間に、別の数人の方々と雑談していたら、

「エンパスって何ですか?」と聞かれました。

そこで私は簡単に説明させていただいたのですが、

エンパスは、どんな方にも

よく知られている言葉とは言えないのだということを

あらためて認識したのです。

質問された方は、普通のサラリーマンの方でした。

エンパスは、癒しのお仕事やスピリチュアル系のお仕事など、

ごく一部では、当たり前のことのようにポピュラーです。

それは、こうしたフィールドでは、他者からのエネルギーや

場のエネルギー、クライアントの方のエネルギーを考えること抜きには

仕事が成り立たないからなのでしょう。

先ほど質問された方は、このようにもおっしゃいました。

「私はエネルギーなんて、ほとんど何も感じない。」

そこで思ったのは、

エンパスという言葉や概念を知らなくても、

エンパスの方はおられること。

ご自分がエンパスなのか、非エンパスなのか

よくわからなくても、他者や場のエネルギーから、

影響は、間違いなく受けていることです。

すなわち、見えないエネルギー作用の世界にまで

視野を広げて考えるならば、

全ての方が、例外なく、このエネルギー作用に取り囲まれており、

相互に影響を及ぼし合っているということになります。

たとえば体の不調が起こった時、エンパスを知っていたら、

エネルギー的な原因かもしれない…と思い当たるかもしれませんが、

エンパスと無縁に過ごされていたとすると、

気のせい…と思うか、病院に行ってみよう…となるでしょう。

私は、癒しのサポートをさせていただく立場から、

多くの方々が、エンパスやエネルギーについて、

もっと理解されるようになったら良いと考えています。

(エンパスが必ずしも否定的な影響を受けるばかりとは限りませんが、)

たとえばちょっとした不調がある時、

エネルギーを受ける側も、発する側も、

そのことに対して自覚があったほうが、

ご自分の感情や想念、波動(周波数)などに責任を持ち、

より良い状態に変えることが出来るとわかりますし、

無用なストレスや不安を持たなくて済むようになるはずです。

エンパスとは、共感能力者、エンパシー。

他者のエネルギーフィールドの中から、言葉を介さずに、

瞬間的に情報を取ってくることを、自然に行っている人です。

厳密に言えば、サイキックや霊能力とは異なります。

多くの場合、エンパスの方は、オールドソウルです。

生まれながらにして、情報キャッチ能力が開かれており、

きわめてそれが自然であるため、

ご本人はそれを自覚されていないことが少なくありません。

生まれ持った資質ですので、オンオフの切り替えがなく、

いわゆる「境界線」を引くことは出来ません。

このようにお伝えすると、

かなり特殊な能力のように思われるかもしれませんが、

日本人は、5人に1人がエンパスと言われますので、

それほどレアなものではないのです。

ちなみに欧米では20人に1人ほどだそうです。

エンパスの方は、不調和なエネルギーを自然に受け取ってしまい、

不調に陥ったり、ストレスを溜め込んだりして、

その原因を調べていくうちに、

エンパスという概念にたどりつくことが多いようです。

でも、エンパスであっても、エネルギーに対する理解を深め、

コツを身に着けて、楽に生活していく方法はあります。

ここで初めてエンパスという言葉をご覧になった方には

ぜひ知っていただきたいのですが、私たちは、

雑多なエネルギーが渦巻く社会生活に適応するために、

自己防衛として、感覚を閉じることを日常的に行っています。

そのため、多くの方々が、実際にはキャッチしているエネルギー・情報を

意識から逸らして、自分を守り、

エンパスであるにもかかわらず、

ご自分がエンパスであるとは気付いていません。

あなたはエンパスでしょうか?

自分以外の誰かの思考や感情、感覚を拾ってしまい、

自分自身の思考や感情、感覚がわからなくなったり

することがありますか?

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