このところ、ようやく朝晩、少し涼しくなってきたように感じられます。
夏の終わりが近付き、心や体の不調を覚えることはないでしょうか?
午後2時過ぎくらいに眠気が襲ってきて、
どうしても起きていることが出来ず、
仮眠を取ったというお話を、
今日、クライアントの方からお聴きしました。
いつもはこうなることはないし、
今も睡眠は十分に取っているつもり…ということでしたが、
夏の疲れによるのかもしれません。
特にお悩みはないし…
嫌な体験もなかったし…
いつもより忙しかったわけでもない…
…であるにもかかわらず、何となくどんよりして、
気分が沈み、やる気も出ないという時、
エネルギーという視点から見てみると、役に立つことがあります。
エネルギーフィールド(オーラ)は、卵をさかさまにしたような形で、
身体の輪郭の外側、数十センチほどに広がっている領域。
身体全体が、透明なドームに包まれているところを
想像してみて下さい。
レイヤーが7層または8層に分かれていて、
それぞれ色が異なり、目で見たり、
手で触れて感じたりされる方もあります。
オーラは誰にでも見えます、と私は申し上げているのですが、
ちょっとしたコツをつかみ、練習したら、
あなたも簡単に見えるようになると思います。
ただし、ただ見えるのと、
そこに存在しているエネルギーや情報をキャッチするのでは、
もちろん違いはあるのですが…。
さて、このオーラ(エネルギーフィールド)には、
多種多様なエネルギーが存在しています。
その中には、不快な体験やストレスフルな出来事から生じた
負のエネルギーも含まれます。
悪想念、自己否定、悲しみ、心配、罪悪感、妬み、痛みなども。
もっと言うと、過去や過去生から現在まで持ち越している
有害なエネルギーも存在しています。
また、影響力のある他者や、見ず知らずの他人から
送り込まれたり、無理やり押し付けられたり、
あるいは進んで受け取ってしまったエネルギーもあります。
苦しんでいる家族に同情して、
その苦しみを我が身に引き受けていたりもします。
負のエネルギーは、重くて、暗くて、健やかさとは対極にあります。
お掃除をしていないお部屋に、時の経過とともに、
チリや埃やガラクタがゆっくりと堆積していくように、
エネルギーフィールド(オーラ)にも、
不要なエネルギーや有害なエネルギー、
自分のものではないエネルギーなどが、
徐々にたまっていくということになるのです。
エネルギーは目には見えませんので、
「気付かないうちに…」「いつのまにか…」ということになるでしょう。
もしも気付くとしたら、どんなことが気付くでしょうか?
たとえば、疲労感、停滞、閉塞感、フラットな感情、ウツっぽさ、
身体的な不調、だるさ、ぼうっとした感覚、意欲減退、
それに、自分でも不可解な感情や気分などがあります。
いつもと違う、何となく気が塞ぐ、明るい気持ちになれない、
生きていて楽しくない…というふうに感じることもあります。
エネルギーは、知らず知らずのうちに、蓄積していくため、
気付いた時にはかなりの分量となっており、
病院に行こうかと思い始めるくらいになってしまうかもしれません。
一般的に、私たちは、目に見える身体や、
感情、メンタルの状態にフォーカスしていますので、
実はそれがエネルギーによる不調であることには気付きにくいのです。
ホリスティックなセッションでは、
心、体、精神、潜在意識、エネルギーの全てを視野に入れて、
はたらきかけていきますが、
通常、これといった原因が思い当たらず、
しかもお悩みもないのであれば、
セッションを受けようとは思いつかないでしょう。
残念なことです。
私は、エネルギーフィールド(オーラ)について、
誰もが理解を深められ、認識を持たれたうえで、
身体の健康状態と同様に、適切なメンテナンスをされる日が、
近々訪れることを、心から願っています。
そうしたら、病気にかかってから病院で治療を受けたり、
不慮の事故などで怪我をしたりする頻度が
格段に少なくなっていくのではないかと思います。
エネルギーがもとで起こった事故であっても、
たいてい、不注意によるものだとか、
疲れていたからだとかいう理由を考えて、
納得して終わってしまうことが少なくありません。
本当は、その不注意や疲労について、
事前にエネルギーレベルで気付くことが出来ますし、
エネルギー的にはたらきかけて癒し、
解放していくことが出来るのです。
エネルギーの感受性には、個人差が多く、
敏感な方と、そこまででもない普通の方がおられます。
私たちは、社会生活を送るうえで、
自分を守るために、感受性を敢えて閉じて、
鈍感にすることで、環境に適応している側面があります。
けれども、鈍感になっていたからといって、
影響を受けなくなるわけではありません。
ありとあらゆるエネルギーが、周り中に存在していて、流動し、
いつでもエネルギーフィールドに付着したり、侵入したりできる様子を
ちょっと想像してみて下さい。
お勧めしたいのは、レイキなどのセルフヒーリングです。
ご自分のケアを時々なさっている場合には、
手に負えないレベルまでになってしまうことはないでしょう。
けれども、お仕事や介護などでお忙しい方は、
ご自分のことは、どうしても後回しになって、
問題が起こってしまうことがあります
また、エネルギーやオーラという言葉はご存じであっても、
あまり関心が無く、無自覚であるような場合にも、
気付いた時には、既にかなり深刻な状態となっていることがあります。
敏感だから良いというものではありませんし、
エネルギーによる否定的な影響を怖れる必要もありません。
が、雑多なエネルギーが存在していて、
時に、私たちの意識や日常生活に作用し、
心身の健やかさを左右することもあることを、
知っていただければと思うのです。