ヒーリングを終えた後で、ご質問をいただくことがあります。
私のオーラには、どんなエネルギーがあったの?
エネルギーコードは何本あったの? それはどことつながっていたの?
このセッションでは、どのくらい変容が起こったの? … などなど。
マインドで理解し、納得したいと望むのは、人間としての特性の一つでもありますので、
こうした質問は、ある意味、自然なことかもしれません。
しかしながら、こうしたご質問の全てに、詳しくお答えするかといえば、
そうではありません。
なぜならば、ヒーラーにも、癒しの全てをマインドで知ることは、不可能であるからです。
セッションを受けながら、
おなかがあたたかくなってきた、胸が楽になった、
重いエネルギーが動いている、
全身に力が満ちている … などの感触を、その方が受け取られたとしても、
それは、部分的なものに過ぎません。
精妙なエネルギーが、いったん人間の知覚に捉えられ変換されたものに、
その方独特の感覚表現が加わっている主観的なものだからです。
実は、ヒーリングセッションでは、
ヒーラーだけが、ヒーリングに関わっているのではないことをご存じでしょうか?
クライアントの方と、その方のハイアーセルフ、
そしてヒーラーとヒーラーのハイアーセルフ。
それ以外に、何が関与しているのでしょう?
ヒーリー、ヒーラーの守護存在、ガイド、
ご縁の深いご先祖系譜の存在たち、
地球のエンティティ、地球外の高次元存在、
大天使、アセンデッドマスター、癒しの専門チームなどです。
ヒーラーである私の周囲には、
上記のようなたくさんの存在たちが集まっていて、
癒しのサポートをしてくれているのです。
ヒーラーの意図、癒しの周波数、無条件の愛と共鳴する、
目には見えず五感ではとらえられない癒しのスペシャリストたちが集結し、
一緒にはたらいているところを想像してみて下さい。
たとえるならば、癒しは、
それら全てが織りなす、制限のない美しいシンフォニーのようです。
ヒーラーといえども、たくさんいるその存在たちが、
今、何をしていて、どこがどうなったのか、
マインドで全てを理解しているわけではないのです。
地球の人間として為す技や知覚を越えた、
きわめて精妙なエネルギーの相乗作用ですので、
言葉で表現することも困難です。
エネルギーヒーリングとは、とても神秘的なものだと思います。
そのことを、嬉しい、素晴らしいと感じるか、
怪しい、得体が知れないと感じるかは、その方によって異なるでしょう。
…というわけで、ヒーリングをさせていただいた後に、
こうしたご質問をいただく時、私は、ある言葉を思い出します。
卓越したヒーラーであり、HRC制作者であるグスタボさんの、
「癒しにおいて、知ることはオプションである」 という言葉です。
ヒーリングエネルギーの周波数に包まれて癒しや変容が起こる時には、
今、起こる必要のあることが、ただ起こっていきます。
その中には、人格自我やマインドでは受け取れない動きや情報が
数多く含まれており、そこで起こる癒しと変容に比べたら、
「知る」ことは、さほど重要ではないのです。
もう一つ、あまり知られていないのですが、
「知る」ことには、マイナス面があります。
何が起こったのかを「情報」として「知りたい」と思うのは、エゴとマインドですが、
こうした「情報」は、通常、役に立たないばかりではなく、
むしろ有害な影響を及ぼすことがあります。
セッションが終わり、ご質問をいただく時点で、
既に解放されたり、癒されたり、
変容したりしているエネルギーや状態について、
これがあった、あれが関与していた…と、セッション後に知らされると、
不安や恐怖が湧いてきたり、自責の念にかられたり、
恥を感じてしまったりすることがあるためです。
もう無くなっているというのに、なぜそれをわざわざ知り、
それについて考える必要があるでしょうか?
それについて考えていると、エネルギー的に再びつながり、
引き寄せてしまうおそれもあります。
大切なのは、癒しと変容。
知ったからといって、何か良いことがあるわけではありませんし、
全てを知ることも出来ない … のですから。
ご参考までに、「詳しく知りたい」「情報が欲しい」「納得したい」と望む
探求好きな方には、多次元セラピーのセッションをお勧めします。
多次元セラピーでは、軽い催眠状態(変性意識)を使いますが、
マインドで、そのプロセスの全てを眺め、理解することが出来ます。
また、セッション後にも、セラピー中に起こったことを、
全て覚えていることが出来ます。
探求と癒しのプロセスを五感で体験し、
マインドで納得したい方は、ご活用いただければと思います。
ホリスティックな癒しで輝く未来を創る