先日、久しぶりに海に行きました。
生まれも、住まいも、セッションルームも、
神奈川県の湘南と呼ばれる地域、
ちょっと足を伸ばせば、江の島もすぐそばに…という環境でありながら、
というか、そうした環境であればこそ、
子どもの頃から何度も海へ行き、
「行こうと思えば簡単に行くことが出来る」という気持ちからか、
波打ち際に立つということがほとんどない日常です。
海から遠い地域のお住まいの方のほうが、
むしろよく行かれているのではないかと思うほどです。
特にセラピー、ヒーリングの仕事を始めてからは、
何かと時間に追われて、ほとんど行きませんでしたし、
東日本大震災以降、何となく敬遠していたのです。
ところが、浜辺に立ち、潮風を受け、
水平線と日の光がまぶしく反射する海を眺めていると、
想像していた以上に気分がほぐれ、思いのほか癒されました。
海は広く、大きく、どこまでも広がっています。
(歌の歌詞のとおりです…)
そして、遠くのほうに烏帽子岩と、大島が見えます。
船が一艘、ゆっくりと視界を横切って進んでいきます。
風は心地よく、太陽はあたたかく、本当にリフレッシュ出来ました。
海を眺めながら、
幼い頃に海水浴をしていて溺れかけた恐怖や、
津波のTV映像から受けた恐ろしさや、
映画で見た遭難事故などの印象が薄れ、
何となく抱いていた海に対する否定的な見方が、
思い込みであったことに気付きました。
今、目の前に広がる海の風景は、本当に美しく、平和で、
明るいものです。
足を運んで実際に見てみることで、
これほど印象が変わるのは、予想外のことでしたが、
体験してもいないのに、否定来な印象を持ち続けているのは、
実にもったいないことだと感じます。
時は移り、環境は絶え間なく変化し、
人の思いは、刻々と変わっていきます。
過去の思い込みや否定的な印象にとらわれず、
常に更新を続けて、今、この瞬間の新たな思いで過ごしていかれたら、
目に映る世界は、多彩な表情を見せてくれるに違いありません。
出会う人も、再会した相手も、
その瞬間の新しい表情や「気」(周波数のエネルギー)を現わして、
新鮮な驚きを体験させてくれるかもしれません。