このところ、インパクトの大きい事件や災害のニュースが
立て続けに報道され、その影響から、
少し気疲れされている方もあるのではないでしょうか?
こうしたニュースは、自分から積極的に視聴しなくても、
テレビやインターネットなどから、自然に目や耳から入ってきます。
少し前には、児童虐待の事件が続き、
「そんな細かいところまで…?」と感じるほど、
虐待の詳細が報道されて、その残虐さ、非人間的な言動に、
嫌気がさしてしまうほどでした。
記録的な大雨の情報も、
まるですぐ隣の地域で起こっているかのように、
迫真性のある伝えられ方でした。
先日は、京都アニメーションの放火事件。
アニメーションにあまり関心がない方々も、
事件の悲惨さに驚き、被害に合われた方々と、失われた貴重な資料に
大きなショックを受けたのではないでしょうか?
吉本の芸人さんの闇営業問題も、ここに来て、新たな展開となり、
隠されていた事実や、その背後にうごめく巨大なパワー、
ことの複雑さが、リアルタイムで子細に報じられています。
それに加えて、昨夜は、深夜まで続く選挙の開票結果の特集番組。
候補者の経歴や素顔、あまり知られていないエピソードを掘り出して、
ことさらにドラマチックに見せる演出に驚かされます。
事件や災害そのものについて、正確で新鮮な情報を受け取ることは、
大切なことには違いありませんが、ここまで微に入り細をうがち、
自分も関係者であるかのように内情が伝わり、
しかも現場からの中継や模型やパネルなどで、
ショーアップ(?) のようになっていくと、
感受性の高い方ほど、疲労感を覚えるのではないかと思います。
共感疲れという言葉がありますが、繊細な人ほど、
心を動かされ、気分がアップダウンし、
思考が乱れたり、不眠になったりすることが、本当にあるのです。
共感的な方、当事者の立場に立ってしまう優しい方、
エンパスやHSPの方は、世の中で起こっている事象に翻弄されがちです。
住まいから遠く離れた場所の出来事であっても、
インターネットやメディア技術の力によって、
ありあまる臨場感で、映像や音響が迫ってくるように感じられるのです。
自分の身の回りのことや、その日の仕事、自分の人生から意識が逸れて、
集中出来ず、散漫になってしまうことも、よくあることです。
報道される情報自体が有害であるということではありませんが、
虐待、火事、豪雨、川の氾濫、パワハラの恫喝、落選の弁などに触れると、
エンパスなど共感的な人は、
瞬時にそれを、まるで我が身に起こったことのように感じてしまうのです。
そして無意識に起こる仮想体験から、さまざまな感覚と感情が湧いてきます。
たとえば、怖れ、痛み、苦痛、絶望、無念さ、いたたまれない気持ちなど。
それらは自分のものではない感覚と感情であり、
本来は持つ必要のない感覚と感情です。
感情と感覚が激しく揺れ動かされ、
心拍数、血圧など身体的なコンディションにも影響を与えるのです。
自分が実際に体験したことでなくても、実体験と同じかそれ以上に
ダメージを受けてしまうのが、感受性、共感性の高い人に共通する特徴です。
もしも、情報から受けたダメージで神経がすり減って、
心身の不調を覚えたり、
ストレスに押しつぶされそうになったりしたら、
ただちにスマホやPCの電源を切り、情報をいったん遮断して、
環境を変えてみましょう。
いちばんのお勧めは、自然の中へ行くことです。
緑の草原や、森林、公園の芝生、花壇など、
身近にある自然の中に、一時避難しましょう。
自然の中へ出かけたら、思考ではなく、五感を使って、
しばらくそこで過ごしてみましょう。
自然には途方もない癒しのパワーがあります。
梅雨時ということで、外に出られないような時は、
イメージの中で、緑の草原へ出かけてみましょう。
イメージの中で美しい緑を眺め、そよ風に吹かれ、
明るい太陽の光、土の匂い、小鳥のさえずりなどに触れていると、
実際に体験しているのと同じように、呼吸が深くなり、
気持ちが落ち着いて、ストレスが軽減されていきます。
では、そうしていても、疲労が抜けない、気分が良くなっていかない…
という時は、どうしたらよいでしょうか?
緑に包まれてリラックスしたり、
心地よい風に吹かれてリフレッシュしたりするだけでは、
なかなか素の自分に戻れない時には、
軽いエネルギーワークが必要かもしれません。
情報は、固有のエネルギーを持っています。
外部から侵入してきたエネルギー、意図せず拾い上げてしまったエネルギー、
自然につながってしまった何かのエネルギーなどを、
自分のオーラ(エネルギフィールド)から解放すると良いのです。
繊細な方、エネルギーに敏感な方、エンパス、HSP、インディゴソウル、
クリスタルチルドレンなどの方にとって、
「自分を守る」という意識を持つことは、きわめて大切なことです。
守られなければ生きられない脆弱さがある…という意味では
ありません。
連日の報道を見聞きすれば、この世界には、とげとげしく、攻撃的で、
邪悪なエネルギーも存在しているということは事実ですので、
残念なことではありますが、
そのエネルギーがあることをまずは認識し、
傷つきやすいオーラ(エネルギフィールド)を
積極的に保護するという姿勢を持たれると良いでしょう。
カロリーや栄養素に配慮して食事をしたり、
お風呂に入って体を清潔にしたりするのと同じことで、
驚くほど良い状態となっていくことに気付かれると思います。